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Googleアナリティクスの見方|HP改善に役立つ5つの指標

よびこみぶっきんぐ編集部

Googleアナリティクス(GA4)で最低限チェックすべき指標は、ユーザー数・流入経路・エンゲージメント率・コンバージョン・離脱ページの5つです。

自社HPを運用していても、アクセスデータを活用してHP改善に取り組んでいる中小事業者は多くありません。Googleアナリティクスは無料で利用できる高機能なアクセス解析ツールですが、その多機能さゆえに「どこを見ればいいか分からない」という声をよく耳にします。総務省の情報通信白書によると、HPを保有する中小企業のうちアクセス解析ツールを定期的に確認している割合は約30%にとどまります。

本記事では、Googleアナリティクス(GA4)で最低限チェックすべき5つの指標と、それぞれの数値をHP改善にどう活かすかを分かりやすく解説します。

アクセス解析における課題

  • 管理画面が複雑で何を見ればいいか分からない

    • GA4はメニューやレポートの種類が多く、初めての利用者には敷居が高い
    • 旧バージョン(UA)から大幅に変更され、過去の知識がそのまま使えない
    • 専門用語が多く、各指標が何を意味するのか理解しづらい
    • 設定やカスタマイズの自由度が高い分、初期設定の段階でつまずきやすい
  • 数値を見ても改善アクションにつなげられない

    • PV数やユーザー数は分かるが、それが良いのか悪いのか判断基準がない
    • 数値が変動しても、何が原因で変わったのか特定する方法が分からない
    • データを見る行為自体が目的化し、具体的な改善施策に結びついていない
    • 同業他社との比較データがないため、自社の水準を客観的に評価できない
  • 継続的な確認の習慣がつかない

    • 日々の業務に追われ、データ確認の優先度が低くなりがちである
    • 短期的に大きな変化が見られず、確認する意義を感じにくい
    • データを確認する担当者が決まっておらず、責任が曖昧になっている

HP改善に役立つ5つの指標

1. ユーザー数とセッション数 ユーザー数は一定期間にHPを訪れた人数、セッション数は訪問回数を示します。この2つの指標を月次で比較することで、HPへの集客力の推移を把握できます。ユーザー数が横ばいまたは減少傾向であれば、SEO対策やSNS、MEOなど外部からの流入施策を見直す必要があります。季節変動を考慮するため、前月比だけでなく前年同月比でも比較することが効果的です。1ユーザーあたりのセッション数を計算することで、リピート訪問の頻度も把握でき、HPの定着度を測る指標としても活用できます。

2. 流入チャネル別のデータ お客様がどの経路でHPに到達したかを示す指標です。オーガニック検索、ダイレクト、SNS、リファラル(他サイトからのリンク)など、チャネルごとの流入数を確認します。オーガニック検索が少なければSEO対策を、SNSからの流入が少なければSNS運用の改善を検討します。自店の集客施策の効果を客観的に把握でき、投資対効果の判断材料になります。有料広告を出稿している場合は、広告経由の流入数とコンバージョン率を確認し、費用対効果を定期的に評価することも重要です。

3. エンゲージメント率と平均エンゲージメント時間 GA4のエンゲージメント率は、ユーザーがHP上で有意義な操作(10秒以上の滞在、ページ遷移、コンバージョン)を行ったセッションの割合です。この数値が低い場合、HPの内容がお客様の期待と合っていないか、ページの読み込みが遅いなどの問題が考えられます。平均エンゲージメント時間を合わせて確認し、お客様がどの程度HPの内容を読んでいるかを把握します。エンゲージメント率が特に低いページを特定し、コンテンツの見直しやデザインの改善を優先的に行うことで、効率的なHP改善が実現します。

4. ページ別の閲覧数 どのページがよく見られているかを確認し、人気のあるコンテンツと閲覧されていないコンテンツを把握します。予約ページやサービス紹介ページの閲覧数が少ない場合は、トップページからの導線を改善する必要があります。逆に、よく見られているのに予約や問い合わせにつながっていないページがあれば、CTAボタンの配置や内容を見直します。ランディングページ(ユーザーが最初に訪れるページ)の分析により、どのページが入口として機能しているかを把握し、そのページの品質向上に集中することで効率的な改善が可能です。

5. コンバージョン数とコンバージョン率 HPの最終目的である予約完了や問い合わせ送信の件数と、その達成率を示す指標です。GA4ではイベントとしてコンバージョンを設定でき、予約ボタンのクリック、フォームの送信完了などを計測します。コンバージョン率が低い場合は、予約フォームの入力項目の削減やボタンのデザイン変更など、導線の改善を検討します。この指標がHP運用において最も重要であり、他の指標はコンバージョン率向上のための判断材料として活用します。コンバージョンに至るまでのユーザーの行動パスを分析し、離脱が多いポイントを特定して改善することで、同じアクセス数でもより多くの成果を得られます。

GA4の初期設定で押さえるべきポイント

GA4を導入する際は、最低限のイベント設定を正しく行うことが、後の分析精度を大きく左右します。予約ボタンのクリック、電話番号のタップ、お問い合わせフォームの送信完了など、自店のHPにおける重要なアクションをイベントとして登録します。これらをコンバージョンとして設定しておくことで、HPの最終目的に対する達成度を正確に追跡できます。設定は一度行えば自動的にデータが蓄積されていくため、早い段階で正しく設定しておくことが重要です。 なお、GA4の設定に不安がある場合は、HP制作を依頼した制作会社に初期設定を依頼することも選択肢です。設定さえ正しく行われていれば、日常的なデータ確認は管理画面にアクセスするだけで誰でも実施できます。月に1回、30分程度の時間を確保してデータを確認する習慣をつけることが、継続的なHP改善の第一歩となります。

GA4活用で実現できること

  • HPの集客力の推移を客観的に把握し、施策の効果を定量的に評価できる
  • 流入チャネルの分析により、広告費や集客施策の投資配分を最適化できる
  • ページ別の閲覧データから、改善の優先順位を明確にできる
  • コンバージョン率の改善により、同じアクセス数でも予約数や問い合わせ数を増加させられる
  • データに基づく継続的な改善サイクルにより、HPの集客力が着実に向上する
  • 季節ごとのアクセス傾向を把握し、キャンペーンや情報発信の最適なタイミングを判断できる

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よくある質問

Q. Googleアナリティクスで最初に見るべき指標は? A. まずはユーザー数と流入経路を確認し、どこからどれだけの人がHPに訪れているかを把握しましょう。

Q. GA4のエンゲージメント率とは何ですか? A. サイト訪問者のうち、10秒以上の滞在・2ページ以上の閲覧・コンバージョンのいずれかを行ったセッションの割合です。

Q. GA4でHP改善にどう活かせますか? A. 離脱率の高いページを特定して改善し、コンバージョン率の高い流入経路に集客施策を集中させることで効果が出ます。

Q. Googleアナリティクスの設定は難しいですか? A. 基本的な設定はGoogleアカウントがあれば無料で始められ、トラッキングコードをHPに設置するだけで計測が開始されます。

Q. PV数が多いのに問い合わせが来ないのはなぜ? A. 流入キーワードとページ内容のミスマッチや、問い合わせへの導線設計が不十分な可能性があります。GA4で離脱ポイントを確認しましょう。

まとめ

Googleアナリティクスは、5つの指標に絞って定期的に確認するだけでも、HP改善の有力な判断材料になります。ユーザー数で集客力を、流入チャネルで施策効果を、エンゲージメント率でコンテンツの質を、ページ別閲覧数で導線を、コンバージョン率で成果を、それぞれ評価し改善につなげます。よびこみぶっきんぐでは、GA4の計測設定を組み込んだHPをフルスクラッチで構築し、予約完了をコンバージョンとして正確に計測できる環境を整えています。データに基づくHP改善を始めたい方は、お気軽にご相談ください。

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