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整骨院のリピート率を上げる方法|通院継続を促すデジタル施策

よびこみぶっきんぐ編集部

整骨院のリピート率向上には、施術計画の見える化と自動リマインドによる通院継続の仕組みづくりが不可欠です。痛みが和らいだ段階での離脱防止が最大のポイントです。

整骨院・接骨院の経営において、リピート率の向上は安定した売上を確保するための最重要課題です。厚生労働省の施術所調査によると、柔道整復の施術所は全国に約5万軒あり、コンビニエンスストアの数に迫る水準です。この過当競争の中で、新規患者の獲得コストは上昇を続けており、一人の新規患者を獲得するためにかかる広告費は数千円から1万円以上にのぼるケースもあります。一方で、既存患者のリピート率を10ポイント改善するだけで年間売上が数百万円増加するとの試算もあり、リピート率の向上が経営を安定させる最も効率的なアプローチであることは明らかです。

本記事では、整骨院の通院継続率が低下する構造的な原因を分析し、デジタルツールを活用したリピート率向上の具体策を解説します。

通院が続かない3つの原因

痛みの軽減で通院を中断してしまう

整骨院に来院する患者の多くは、急性の痛みをきっかけに受診します。数回の施術で痛みが軽減すると、根本的な原因が改善していなくても通院をやめてしまうケースが非常に多いのが実情です。施術計画の全体像や、通院を継続する意義が患者に十分伝わっていないことが、中断の主な要因です。予防やメンテナンスの重要性を理解してもらうための説明に十分な時間を割けていない院も多く見受けられます。痛みが再発して改めて来院した際には状態が悪化しているケースも珍しくなく、患者と院の双方にとって不利益が生じています。施術計画を患者と共有し、今どの段階にあるかを可視化することが、中断防止の第一歩です。

予約の手間が通院のハードルになる

次回予約を施術後にその場で取らない患者は、後から電話で予約を取ることに心理的な負担を感じます。仕事や家事の合間に電話をかける必要があるため、つい後回しにしてしまい、そのまま来院しなくなるパターンが一般的です。営業時間内に電話をかけられない患者にとって、電話予約しか手段がないことは大きな障壁です。電話がつながりにくい時間帯に何度も掛け直すストレスから、通院自体を諦めてしまう患者も存在します。特に初回から3回目までの通院が定着するかどうかが、長期的なリピートにつながる重要な分岐点です。

患者との関係性が施術時間内に限定される

施術時間は1回あたり20〜40分程度であり、その中で施術と説明を行うだけでは、深い信頼関係を構築するには限界があります。施術と施術の間の期間に院からの接点がないと、患者の通院意欲は時間の経過とともに低下します。痛みが再発するまで思い出してもらえないという状況は、多くの整骨院が直面している課題です。施術間の空白期間を埋めるコミュニケーション手段を持つことが、通院継続のモチベーション維持に不可欠です。

デジタル施策によるリピート率改善

Web予約システムの導入

24時間いつでも予約可能なWeb予約を導入することで、患者が思い立ったタイミングで即座に予約を完了できます。施術メニューごとの所要時間を設定し、空き状況をリアルタイムで表示することで、電話なしでスムーズに予約が完結します。施術後に次回の推奨来院時期を案内し、その場でスマートフォンから予約を入れていただく運用フローを確立すれば、次回予約率が大幅に向上します。予約変更やキャンセルもオンラインで完結するため、患者の利便性向上と受付業務の効率化を同時に実現できます。回数券や施術プランとの連携機能を持たせることで、施術計画に沿った予約管理も容易になります。来院ごとに次回の推奨日を自動で提案する機能があれば、患者自身が施術計画を意識しやすくなり、計画的な通院の習慣が形成されます。

自動リマインドとフォローメッセージ

予約前日に自動でリマインドメッセージを配信することで、無断キャンセルや予約忘れを防止します。来院間隔が空いている患者に対しては、体調確認のメッセージとともに予約リンクを送信し、自然な形で再来院を促せます。施術後にはセルフケアの方法や日常生活での注意点を配信し、施術の効果を持続させるためのサポートを行います。これにより、施術時間外でも院と患者のつながりを維持でき、通院モチベーションの低下を防げます。季節の変わり目には腰痛や肩こりの予防情報を配信するなど、患者の健康管理に寄り添う姿勢を示すことで、院への信頼感が一層深まります。

CRMによる患者データの活用

施術内容、痛みの推移、通院頻度、キャンセル履歴などのデータをCRMで一元管理します。通院頻度が低下し始めた患者を自動検知し、離脱予防のフォローアップを実施する仕組みを構築できます。施術計画の進捗を患者と共有する機能を活用すれば、現在の改善状況と今後の施術方針を可視化でき、通院継続の動機づけになります。患者の年齢層や症状別にセグメントを作成し、きめ細やかなコミュニケーションも可能です。施術データの分析により、どの症状のどの段階で離脱が起きやすいかを把握し、先回りしたフォロー体制を構築することで、リピート率の改善をデータに基づいて推進できます。

患者教育コンテンツの配信

正しい姿勢の維持方法、ストレッチの動画、デスクワーク中の注意点など、日常生活で実践できるセルフケア情報を定期的に配信します。施術の効果を長持ちさせるための情報を提供することで、院の専門性をアピールしつつ、患者の健康意識を高められます。こうした情報発信は、患者が院に対して信頼を寄せ、長期的に通院を続けるための土台となります。動画コンテンツは理解しやすく実践に移しやすいため、テキストのみのアドバイスよりも高い効果が期待できます。LINE公式アカウントとの連携により、患者が普段使用するチャネルで手軽に情報を受け取れる環境を整えることが、コンテンツの閲覧率向上に直結します。配信コンテンツの閲覧データを分析し、患者の関心が高いテーマを把握することで、より効果的な情報発信が可能になります。

リピート率向上で得られるメリット

  • 安定した売上基盤を構築でき、経営の見通しが立てやすくなる
  • 新規集患にかかる広告費を抑制し、利益率を改善できる
  • 患者の根本改善が進み、施術成果と口コミ評価が向上する
  • スタッフの業務負担を軽減し、施術の質を高める時間を確保できる
  • 患者データの蓄積で、効果的な施術プランの立案と改善が可能になる
  • 通院スケジュールの安定化により、スタッフのシフト管理が容易になる
  • 院全体のリピート率を可視化することで、スタッフ教育の方針策定にも活用できる

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よくある質問

Q. 整骨院のリピート率が低い原因は? A. 痛みが軽減した時点で通院をやめてしまうケースが最も多い原因です。施術計画の全体像が患者に伝わっていないことが背景にあります。

Q. 整骨院の通院継続率を上げるデジタル施策は? A. 施術計画のデジタル共有、次回予約の自動リマインド、来院間隔が空いた患者への自動フォローメッセージが効果的です。

Q. 整骨院に適したCRMツールの選び方は? A. 施術記録の管理、来院間隔の自動追跡、リマインド配信機能を備え、月額コストが低いクラウド型ツールを選ぶのがおすすめです。

Q. 整骨院のリピート率の目安は? A. 初回から2回目の来院率は60〜70%が目安で、5回以上の継続率は30〜40%が一般的です。仕組み化により継続率を大幅に改善できます。

まとめ

整骨院のリピート率向上は、患者の利便性を高め、施術時間外でもつながりを維持するデジタル施策によって実現できます。Web予約による通院ハードルの引き下げ、自動リマインドによる来院促進、CRMによる離脱予防を組み合わせることで、通院継続を仕組みとして支えることが重要です。よびこみぶっきんぐでは、整骨院向けの予約管理システムとCRMをフルスクラッチで開発し、コードはすべて院側の所有となります。月額のプラットフォーム利用料は発生しません。補助金を活用すれば導入費用を大幅に抑えられますので、リピート率の改善に課題をお持ちの整骨院様はぜひお気軽にお問い合わせください。

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